プレゼント画像

おばあちゃんのお見舞いに老人ホームに行ったこと

もう今は亡き祖母が老人ホームにいた頃の話です。
祖母は父の弟家族とずっと暮らしており、ずっと自分も家族も自宅で過ごすものだとずっと思っていたようでした。
ですが、祖父が亡くなってから元気がなくなり、やがて外出もしなくなり、パーキンソン病という神経の病気にかかり家族の介護が必要になっていきました。
最初は頑張って介護をしてたようですが、そのうち介護してるほうも心身共に疲れ切ってしまい、半ば意地になって介護してたり介護をしてないうちの父と喧嘩をして兄弟同士険悪になったこともありました。
この時は、我が家から車で20分くらいで行ける祖母の家でしたが、弟家族がいて険悪なものだったので遊びにも顔を出したくても行きづらい雰囲気でした。
ある時に何か考えが変わったのか、特養老人ホームに祖母は入所しました。
相変わらず弟家族とは険悪なままですが、施設に入るようになると今までのように祖母に会って顔を見たいと思ってても気兼ねすることがなくなりました。
なので、1か月に1回は顔を出せるようになりました。
施設ではたくさんの介護が必要なお年寄りがいっぱいでした。
私はこの大変さや現実を見て、介護の大変さを思い知らされました。
それでも私たちはわりと祖母に顔を出してるほうらしく、他のお年寄りはなかなか家族が会いに来ないということもあったようです。
祖母は、体が動けず痴呆が始まっておりましたが、それだけはきちんと分かってるようで、私たちのお見舞いを嬉しいようで今まで見せなかった涙を流したこともありました。
祖母が施設に入ってしばらくした頃、私の婚約が決まりました。
祖母が元気だった頃、祖母は私の結婚を心配しておりました。
年頃なのに相手がいないのではと気がかりだったようです。
ある時に、私たちが施設にお見舞いし、私の婚約の報告をしました。
もうかなり痴呆が進んでたので私の話してることが理解できるか心配でしたが、私が婚約して自分自身もうれし泣きをしてしまい、祖母も一緒に泣いてくれました。
私は祖母のベッドのそばに祖母の目線に合わせてかがみました。
そして、手を動かすのがやっとな祖母が私のかたに手をかけようとしてくれました。
それまでどんな話をしてもあまり反応がなかった祖母でしたが、この婚約の話を聞いたときは理解して反応してくれたので私たちは驚きました。
それから半年後に結婚式になりましたが、祖母はもちろん状態が状態だったので出席が出来ないので、後日結婚式の写真を見せに行きました。
もうかなり病態が進んでおりましたが、表情が変わったのを覚えております。
それから2か月後祖母は息を引き取りました。
最後に結婚の報告が出来てよかったです。

Copyright(c) 2010 贈りもの.com All Rights Reserved.