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お歳暮でいただいたカニで素敵な年末となりました

一昨年の年末のことです。
私は当時1歳半だった息子を連れて、実家に帰省しました。
普段は遠方に住んでいるため滅多に帰ることができず、せめて年末年始くらいは両親に孫と一緒に過ごさせてあげたかったのです。
両親は、私と息子が久々に実家に帰ってくることをかなり喜び、楽しみに待っていてくれました。
そして帰省すると、様々なもてなしをしてくれました。
息子には玩具を、私にはちょっと高い洋服を買っておいてくれましたし、さらに夕食も豪華なものばかり用意してくれました。
特に最初の夜は、かに鍋でした。
ちょうどお歳暮でかにをいただいたらしく、それを鍋にしてくれたのです。
ちなみに生きた状態で届いた毛蟹でした。
私と息子が帰省した日の午前中に届いたばかりだったそうで、私と息子が到着した時にはまだ生きて動いていました。
おがくずがたくさん詰まった箱の中で、かには元気にハサミを振り上げ、足をジタバタと動かしていました。
絵本やDVDの中でしか見たことのないかにが、目の前で動いているのです。
息子は興味津々で、感激で大声をあげながら触りたそうに、でも少し怖くて触れない、そんな感じで箱に張り付いていました。
夕飯の支度が始まり、熱湯の中で徐々に動かなくなるかにを見て、息子はショックを受けるかなと思ったのですが、意外にもむしろ喜んでいました。
両親が調理しながら、良い匂いがしてきただの、おいしそうだのと笑顔で口々に言っていたので、息子もつられたのか始終笑顔でいました。
かに鍋が出来上がり皆で食卓を囲むと、息子はかにのおいしさに、またまた笑顔になりました。
贅沢にも両方の手でわしづかみにして、かに肉を次々に口に運んでいました。
本当においしいかにで、もちろん私もたくさん食べさせてもらいました。
食事の途中でふと、このかには誰からのお歳暮だったのか気になり、両親に尋ねてみました。
すると父の古くからの知り合いからのお歳暮だったことがわかりました。
その方には、お子様がいらっしゃいません。
ご夫婦二人だけで長年過ごしてきた方です。
父いわく、私と息子が年末に帰省することを雑談で話したので、気を利かせてお歳暮としてかにを贈ってくれたのではないか、とのことでした。
それを聞いて私は、もしかしたらその方はご自身が娘や孫と一緒にかに鍋を食べることを夢見ていて、でもそれが不可能だから、せめて父にそれをしてもらおうと思ってかにを贈ったのかもしれないと思いました。
そう思うと、かに鍋が一層深みの味に感じられました。
真意はわかりませんが、その方が贈ってくれたお歳暮のおかげで、私も息子も両親も仲良く素敵な年末を過ごすことができました。

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