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25年目の結婚記念日のプレゼント

私達の結婚記念日は、11月23日です。
毎年、必ず結婚記念日を2人でお祝いし続けようと言う事で、祝日である23日に入籍して結婚記念日にしたんです。
ところが、主人と結婚してすぐに主人のお父さんが癌になってしまったんです。
もう結婚記念日をお祝いするような雰囲気ではなくなってしまったんです。
その日から時間があると病院にお見舞いに行くようになりました。
ところが、翌年なんと私達の入籍記念日の2日後に亡くなってしまったんです。
それからしばらくは私達の記念日はいつも実家に帰らなければならず、命日という事で忙しい日々になってしまったんです。
そして、結婚から10年目のお父さんの命日に娘が生れました。
主人は、今まで結婚の記念日ということを口に出した事もなかったんですが、その時は、これこそ記念日の最高のプレゼントだと言うんです。
まあそんなものかなと私も日常の忙しさに紛れ、自分達の記念日を忘れがちになっていたんです。
ところが、私達が結婚して25回目の記念日の事です。
その日、子供が学校の修学旅行で家を留守にする事がわかったんです。
そうしたら、主人がせっかくの記念日だからどこか2人で旅行に行こうと言うんです。
私は主人が2人の記念日を覚えていた事に驚いてしまいました。
主人のお父さんの命日や子供の誕生日などになってしまった、私達2人の記念日だったから、とっくに忘れていると思ったんです。
その日、予定を入れないで旅行の用意をしとくように言われたんです。
どこに行くのか全然知らされてなかったんです。
当日、車に乗せられて着いたのは横浜でした。
それも2人でよくデートした思い出の場所だったんです。
ホテルもプロポーズされたちょっと高級なホテルだったんです。
もしかしたら主人はずっと2人の結婚の記念日を覚えていたんでしょうか。
考えてみれば、結婚して2人だけの旅行も初めてのことでした。
他の人が結婚の記念日にはダンナさんが花を贈ったり、プレゼントをくれるというのを聞くと正直、羨ましく思ってました。
でも、私もそれを主人に口に出す事はなかったんです。
それがまさか25年目にこんな素敵なサプライズが待っていたとは、本当に驚きました。
素敵な夜景を見ながら、来年もお祝いしようねと言う私に毎年は無理だよなんて笑うんです。
嘘でもこの夜景に負けずに約束してくれたら良いのに、それが出来ないで照れる所が良いのかもしれません。
25年目の初めての結婚記念日のプレゼントで、主人を惚れ直した私でした。
もしかしたら、それって主人の作戦だったんでしょうか。
どちらにしてもこれからも仲良く助け合って生きていこうと思います。

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