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バースディプレゼントに纏わる義母の想い

私は結婚し20年になります。
最初の10年間は義母と共に同じ屋根の下で暮らしていました。
しかし、毎日のように私は嫌な思いばかりをしていました。
都会から田舎へ嫁ぎ、しきたりの違いなどから生活のギャップを感じており、私のすることなすこと全て気に入らない義母でした。
夫も私の味方にはなってはくれず、常に親の言う事には逆らえない人でした。
そんな時私が子供を授かり、初めての孫にも関わらず一つも喜んではくれず、応援もしてくれない義母でした。
10年間は頑張って同居を続けてきましたが、とうとう私がストレス性の病気にかかり、寝込むことが続き、最終的には癌を患ってしまいました。
命を失ってもいいから別居をしたいという思いを夫にし、ようやく別居に応じてくれました。
それから5年、健康になった私は、仕事にも復帰し、子供たちにも手が要らなくなりました。
夫の実家へは行事の在る度に行ってはいましたが、嫁姑の関係だけで、何も進展しない関係でした。
そんな時に義母が病気になり、あんなに強がっていた性格も一転し、私に身をゆだねるようになりました。
でも実家へはもう戻りたくない、その気持ちの一点張りでした。
それからは毎日主人の実家へ行き、看病をしたり家事をしたり大忙しでしたが、一週間後に誕生日だという事に気が付き、プレゼントを選びに行きました。
姑へは毎年の誕生日には欠かさずプレゼントをしてました。
今回は似合いそうな薄いイエローのセーターを買いました。
病気になってから、素直な性格になった姑は大変喜んでくれ、同時に色々な話を私にしました。
これまでに私に見せたことのない一面をさらけ出し、涙を流して「これまでは本当にごめんなさい」と謝りました。
私はそんな謝った事の無い義母を見て、思わず「私も悪いところがあったのだから」と伝えました。
二人で抱き合って涙を流しました。
大声で泣く姑の小さな肩が弱々しかったのを覚えています。
姑は病気をきっかけに本当の自分をさらけ出し、私たちは本当の親子以上の関係を築くことができました。
お互いに強がっていたころが懐かしい気持ちで一杯です。
薄いイエローのセーターは3年経った今でも大事に着てくれています。
今も同居はしていませんが、お互い行ったり来たりの関係を保っています。
毎年の姑の誕生日には今でもプレゼントを贈っていますが、毎年その日を楽しみに待っていてくれます。
誕生日に纏わる貴重な私の思い出です。
これからは今以上に姑を大事にしたいと思います。

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