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三人で迎えるはじめての結婚記念日のプレゼント

私達は高校生の時から一緒に過ごし、20歳で結婚しました。
子供ができた訳でもなく、ちょっと早い結婚でしたがお互いがこの人となら素敵な家庭を作れる、そう思って決心しました。
そして結婚して2年とちょっと経ったある日、私に新しい命が宿っている事がわかりました。
とてもとても嬉しかったと同時にこれまでに経験したことのないプレッシャー、不調、様々な気持ちの起伏に日々打ちのめされていく事もしばしば。
けれど、そういう不安な時は彼と過ごす時間でうまく解消しバランスを保って妊娠生活を送れました。
出産の時期に入ると前駆陣痛なる陣痛練習のような痛みがはじまり、出産まで丸3日程戦いぬきました。
そして大切な新しい家族が誕生しました。
自分の子供とはこんなにもかわいい存在で大切なんだと実感してく毎日で、本当に幸せを噛み締めていました。
しかし、退院してから実家には帰らず自宅に母が定期的に来てくれるというスタイルで育児を始めた私は想像以上にいっぱいいっぱいな感情、生活リズムの変化に少々心が沈んでいきました。
手のかからない方だった我が子はとても楽な子だったと今はそう思えます。
が、しかし生まれてからガラッと変わってしまった環境の変化についていけなかった当時は、周りからの言葉も優しさも何もかも否定的に考えてしまう自分がいました。
主人は仕事があるので平日はどうしても手伝ってくれることにも限度もありましたが、お休みの日はその分私たちに精一杯のサポートをしてくれました。
本当に本当に感謝しかありません。
けれど、その時の私はその感謝の気持ちが欠けていたのだと思います。
次第に主人にも当たり、情緒が不安定になり泣いて過ごす事が多くなってしまいました。
そして迎えたのが三人で迎えるはじめての結婚記念日。
毎年結婚記念日は旅行に行っていたので今年は食事すら行けないんだと少々残念に思いながらも、楽しい事を考える事すらなく主人の帰りを待っていました。
プレゼントをあげるなんて事も考えず、ただ我が子を抱っこしたまま寝かせテレビを観て。
しばらくすると主人が帰宅しました。
ただいま、と同時に目の前に黄色を基調とした夏らしい大きな花束を渡されました。
私がボーゼンとしていると「結婚記念日おめでとう。今年は子供が生まれたばかりだからどこにも行けないけど、大きくなったら旅行に行こうね。いつも子育て頑張ってくれてありがとう。」と、ケーキと一緒にプレゼントしてくれました。
涙があふれました。
私は何をしていたんだと気づかされました。
大切な事をいっぱい忘れていました。
主人の優しさ、愛情をしっかり受け止めて子育てや家庭を守る仕事を精一杯頑張っていこうと、あの時やっと一人の母親、そして妻になれたんだと思います。
あれからもうすぐ3年になります。
子供も大きくなり旅行に行ったり遊びに行ったり日々家族仲良く過ごせています。
それもすべては主人のお陰だと感謝の毎日です。
人生ではじめてプレゼントされた花束の、大きなひまわりの季節が待ち遠しい今日この頃です。

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