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人生で最高のプレゼントを受け取ったぬいぐるみ

私がまだ高校生の頃、初めて熱烈な交際をした先輩とのエピソードです。
高校に入学した時に上級生の先輩にずっと一目惚れしていたので、おもいきって告白しました。
幸運にも相手からも付き合ってくれるとの返事をもらったので、それをさかいに付き合うようになりました。
付き合うといっても、その頃の時期はちょうど先輩が卒業を控えた時期くらいだったのです。
それでもそんなことはお構い無しでした。
ただただ、卒業までの時間が早くたたないでほしいという思いと、ずっとこうして付き合っていたいという思いで一杯でした。
でも時間はとうとう卒業の日を向かえ、先輩は卒業することになりました。
その日がくることはわかっていたのですが、そうなってみるとその後のことがどうしてよいのかもわからず、先輩ともこれといったその事に関しての話もしませんでした。
ただ言えたことは、二人とも縁をきってしまうとかこれっきりになるというような気持ちはありませんでしたので、卒業までの日を毎日大切にして二人の時間を精一杯つくっていました。
とうとう先輩が就職先に行く日がきて、一時的にお別れしなければならない状況になりました。
だけど別れたわけではありませんので、その日から先輩と私は遠距離交際を始めるようになりました。
私はまだ高校生だし、ついていくわけにもいきませんので仕方のない状況だったのです。
遠距離交際を続けるのも、いずれ先輩のところへ自分も行こうという気持ちがあったからです。
先輩が旅立って、すぐに手紙が届きました。
その内容と便箋の数には、先輩の愛情が深く感じられました。
私もすぐに、同じくらいの量を書いて返信していました。
週に2回くらいごとに、届く便りがとても楽しみでした。
そんな純粋なやりとりを交わしながら、時には暇をみつけては先輩は地元に帰ってきて会っていました。
私から行くのは無理なことでしたから、それをいつも楽しみに待っていました。
そんな付き合いで寂しさはありましたが、それでもよかったのです。
一度修学旅行の時に、新幹線の駅がその県で止まることになっていたので、事前に連絡をとっていました。
するとそこには先輩の姿があり手にしていたものは、大きなパンダのぬいぐるみだったのです。
そのぬいぐるみは先輩が、初給料で買った私へのプレゼントだったのです。
そんなサプライズをされ、まもなく新幹線は発車し私は先輩の姿が見えなくなるまでみていました。
一緒にいた友達からもドラマのようだねと言われ、まさにその通りの光景だったので今でも当時のことは明確に覚えています。

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