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サプライズ誕生日プレゼント

これは私が母へ送った誕生日プレゼントのサプライズ演出のお話です。
当時私は不妊治療で悩んでいました。
何年も治療を行っていたのですが、なかなか恵まれず、もちろんそのことは家族にも話していたので、みんなが応援してくれていました。
幾度の人工授精がうまくいかず、体外受精へと切り替えたのですが、いざ採卵するとき、すでに排卵してしまいました。
排卵してしまうと、もちろん体外受精はできませんので、そのとき先生が人工授精に切り替えましょうと言われたのですが、散々人工授精が失敗してきたので、費用もかかるしやめようと思いました。
しかし急に気が変わってやはり最後の賭けのつもりでやってみよう、と思い最後の人工授精を行いました。
絶対だめだとあきらめていたのですが、結果妊娠できたのです。
10回以上も失敗したので、成功率はかなり低いはずなのですが、自分自身とても信じられませんでした。
この事実をすぐにでも母に連絡したかったのですが、ちょうど誕生日も近かったので、どうにかサプライズで教えたいと思い、兄弟と話し合って段取りを決めました。
それぞれが離れ離れで暮らしているので、最近では誕生日会は行ってなかったのですが、なんとか都合をつけて、家族全員母の誕生日に揃うことができました。
それぞれの誕生日プレゼントをもちより、兄から順番に渡していきました。
渡してから、すぐに開こうとしないので、すぐ開けるように母にせがんでいきました。
そして私の番のときがやってきました。
袋にプレゼントをいれていたのですが、当時ウォーキングをしていた母には、機能がたくさんついた万歩計だといってありました。
なので、母はどのような万歩計が入っているかと、いざ受け取った袋を開けてみると、そこにはひとつの手帳が入っていたのです。
これはなんだと母が中身を確認してみると、えっとびっくりする反応が返ってきました。
その手帳とは、私がもらった母子手帳だったのです。
え、あんた、妊娠したの。
と母はとてもよろこび、涙を流していました。
もちろん父にも伝えていなかったので、ただの手帳じゃないの、と疑心暗鬼に中身を確認しましたが、母子手帳だと確認すると、家族全員で号泣しました。
私を選んでくれた神様からのプレゼントの赤ちゃん、そして、赤ちゃんの報告という私から母へのプレゼント。
その日一日、家族全員の笑顔のたえない、とても幸せな誕生日会となりました。
もちろん母子手帳は返してもらい、本当に用意していたものを渡しました。

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