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過去最高のサプライズプレゼント

当時付き合っていた彼はとにかくワイルドな人で、アウトドア大好き人間でした。
そんな彼ですから、二人の記念日や誕生日などにプレゼントをするというような発想は全くなくて。
いつもちょっと寂しい思いをしてました。
そんな彼がある日急に、「キャンプへ行こう」と言い出したんですよ。
前々から彼はキャンプにはよく行ってましたが、私は虫が大の苦手で。
それを知ってる彼は、私をキャンプに誘うことはめったに無かったのです。
それなのに何故急に誘ってきたんだろう・・・と不思議でなりませんでした。
しかし彼からの珍しい誘いです。
虫はイヤだけど、たまには行ってみようかという気になったのです。
これも私には珍しいことで、今までは誘われたとしても断るのが常でした。
それからは大忙しです。
思い立ったらすぐの人ですから、その日のうちに急いで準備をして出発。
それも準備に手間取り、出発したのは夜の10時頃だったのではないでしょうか。
その時は「こんな時間から行っても、テントを張って寝て終わりじゃないの」と、少し不貞腐れ気味だった私。
そんな私の心情を察してか、彼が「着くまで寝てなよ」と言ってくれたのです。
普段私はあまり車の中で寝るという事もなかったのですが、その時は不貞腐れ気分が勝ってしまい、さっさと熟睡に入ってしまいました。
今思うと、なんて酷い彼女なのでしょうね。
そして目が覚めると・・・外が妙に明るいのです。
完全に朝です。
しかも妙にガヤガヤと騒がしい声が聞こえます。
彼も車の中にいないし、もう何がどうなってるのか分かりません。
私がなかなか起きないから、キャンプを諦めて置き去りにされたかと思ったほどです。
とにかく、訳が分からないなりに外へ出てみようとドアを開けた瞬間に目に飛び込んできたものは・・・大きな観覧車。
パニック倍増です。
ただもう私はオロオロするしかありませんでした。
そんな私に、どこにいたのか突如後ろからギュッと抱きつきチケットを目の前にかざす彼。
「こんな事しか俺には出来ないから」と。
よくよく見れば、それは目の前の遊園地のチケット。
私はもう、嬉しくて涙が止まりませんでした。
だってその遊園地、車で10時間はかかる場所なのです。
ずっとずっと行きたくて、でも遠くて無理だよねと諦めてた場所なのです。
そんな場所に、しかも私にはキャンプだなんて言いながら、内緒で連れてきてくれるなんて・・・これほどのサプライズを、私は今まで経験した事がありません。
不器用な彼からの、最高のプレゼントでした。

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