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姑が喜んでくれるプレゼント

主人の実家にいくと、義母が必ず出してくれるものがあります。
冷たく冷えたウーロン茶で、中国の福建省から買ってきたものです。
大変香りのよいお茶で、味も飲みやすい御茶なんです。
私も主人の実家に行く度に、これを楽しみにしています。
しかし、なかなか手に入るものではありませんので、茶葉が少なくなると、姑は不安そうな顔になります。
「いつでも沢山手に入るといいのに。中国まで買いにいくわけにもいかんしな」と、とても残念そうにしています。
姑が、好きなお茶を沢山飲めるように、友人のつてを頼りながら、仕事で中国に行かれる方に頼んでみました。
その方は、仕事に行く時は買って帰ると引き受けてうれました。
とてもありがたいことです。
万が一手に入らないことも想定して、姑には内緒にしておこうと決めまして、待つこと数カ月。
私の手元に、福建省のお茶が届きました。
小さな黄色い袋に、1回分ずつ入っていてとても使いやすい状態です。
わが家も、試しにひとつ飲むことにして袋をあけますと、部屋中に豊かな茶葉の香りが広がります。
ああ、これが義母を虜にする理由なんだなと感じました。
気持ちも穏やかになり、身体が浄化されていくような香りです。
これは、日本の緑茶とも香りが全く違いますし、福建省のウーロン茶葉ならではの独特な香りですね。
しばし余韻に浸りながら、ゆっくりと御湯をそそぎ、いただきました。
熱くても非常に美味しいのです。
これを義母にプレゼントしたら、きっと喜んでくれるだろうと思いました。
「どこで手に入れたの」と聞かれるでしょう。
その時は「知り合いが、たまたま旅行であちらにいってたの。御土産にいただいたのよ。」と答えるつもりでした。
今回は、ありがたい御厚意で買ってきていただきましたが、そう何度もお願いするのは心苦しいので、今回だけたまたま手に入ったことにするのが一番。
人のつながりに感謝しつつ、義母に届けました。
受け取った時の義母の顔は、驚きながらもぱっと明るくなって、心底喜んでくれているようでした。
土産でいただいたので、御すそわけですと伝えると「ありがとう。ありがとう。」と何度も繰り返していました。
「今日は熱い御茶でいただこう。」と早速御湯を沸かしてくれ、二人でゆったりと香りを楽しみました。
「ええなー。この御茶が一番ええわー。」と大変御満悦の様子。
私もいただきながら、家に帰ったら、また手に入れる方法をいろいろと考えよう。
と思った次第です。

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