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彼からの初めてのプレゼント

私達は当時付き合っているとかではなく、でも私は彼のことが好きでやっと二人で食事に行くようになりはじめました。
彼は本当に恥ずかしがり屋な性格で、私は積極的な性格だったのですが、お互いにもういい年だってこともあったせいか、恥ずかしさもあり、告白とかもできずに過ごしていました。
ある時、私は彼の気持ちを知りたくて『彼女とか欲しくないの』と聞いてみたら、彼は小さな声で『お前は俺の彼女じゃないの』と恥ずかしそうな顔で聞いてきました。
とても照れ屋な彼の口からそんな言葉が出てくるとは思わず、私は嬉しかったのですが、そんな気持ちを悟られないように『そうだったんだ』と笑って答えました。
でもそれでやっと彼とちゃんと付き合ってるんだと思うことができ、すごくうれしく思いました。
二人で会うようになって3か月くらい経った頃にクリスマスがきました。
彼は急きょ東京に出張になってしまい、残念ながら一緒に過ごすことは諦めていましたが、当日彼から電話があり『今日何とか帰るから夜空けておいて』と。
それだけで十分私にとってはクリスマスプレゼントだったのですが、一緒に食事にも行けて楽しく過ごすことができました。
そして、食事が終わって私が彼にプレゼントを渡すと、彼からも私にプレゼントが。
袋を開けると、かわいいファーのバックでした。
パーティ用の小さなバックだったので、なぜ普段使うようなバックじゃなくパーティー用のバックなんだろうと不思議に思いましたが、とても私の好きな感じだったので『ありがとう、とってもうれしいよ。』とありがたく頂きました。
それからしばらく経って、彼と一緒にデパートに買い物に行ったとき、彼がくれたバックのお店の前を通りました。
彼に『ここお店のバックだよね。』といいながら見ていると、彼が店員さんに会釈をしました。
そして彼が、ここであの店員さんに色々聞いて買ったんだ。
と言うので、私が店員さんに『ありがとうございました。とても気に入ってます。』と伝えると、店員さんは『こちらこそありがとうございます。気に入って頂けたなら良かったです。』と。
すると彼が『いっぱい色んなバックを出してくれて、本当にあの時はすいませんでした。』となんだかすごく恐縮しているので、そんなに良くしてもらったんだー。
と思いましたが、でも、まさかクリスマスの忙しい時期に来たお客さんを店員さんがそんなに覚えてるなんて、すごいですねと言うと、店員さんはにこっと笑い、彼はとても恥ずかしそうに笑ってどこかに逃げていきました。
すると店員さんから、『彼女に似合うバックをあげたい。こんな感じの人でと、お顔や髪形、仕事、普段持っているバックなど色々聞かせていただきました。実は写真までお見せ頂きました。持っているバックが全部はわからないから、かぶったりしないものがいい。と本当に一生懸命に選んでいらっしゃいましたよ』とこっそり教えていただきました。
私はとても恥ずかしがり屋の彼が、私のために一生懸命になっている姿を想像してなんだか笑えてきてしまいました。
そしてとてもとても幸せな気持ちになりました。
今でもそのバックは大切にしまってあります。
パーティーがなかなかないので出番は全然ないですけど。(笑)

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