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何年ぶりかで届いたプレゼント

私と主人が新婚旅行に行った時の話です。
私は若い頃から「赤毛のアン」が大好きで、いつかプリンスエドワード島に行ってみたいと思っていました。
新婚旅行では、どうしてもそこにしてほしいと主人に頼み、連れていってもらいました。
プリンスエドワード島に行くには、小さなプロペラ機に乗り換えていくのです。
空の上から見る世界は、一面がグリーンで、本当に美しい世界でした。
現地では、在住の日本人ガイドさんが案内してくれました。
運転手さんは、白髪の大柄なおじいさんで、どこかマシューに似ています。
地元のお店で、ガイドさんとマシュー似の運転手さんと一緒に食事をしました。
カナダの食事は、とても量が多くて薄味です。
好きなソースや塩で各自調節して食べる感じのようです。
私と主人では、半分も食べきれないという感じの食事量でした。
食事のあとは、一番いきたかった「赤毛のアン」の舞台となった場所です。
本で読んだり、漫画で見たとおりのお家。
森も自然も素晴らしいものでした。
森に立っていると、サーッと心地よい風の音だけがするんです。
想像通りに美しい森。
主人はカメラを撮りまくっていましたが、私は写真よりも目で焼き付けて帰ろうと決めていました。
長年の夢が、結婚後の新婚旅行という形で実現するなんて、夢にも思っていなかったので、自分への最高のプレゼントです。
主人は、本当は違う国に行きたかったようですが、そこを我慢して私の希望を優先してくれたことにも、とても感謝しました。
念願をかなえたあとは、街の方に戻り、街中を歩きました。
本当に田舎の島なんで、人もまばらなんですが自然は豊かでのんびりするには最適な場所です。
おそらく、ストレスを受ける要因も存在しないかもしれません。
運転手さんも、とにかく穏やかで動作がゆっくりなんで、これが島のスッピードなんだなと思いました。
ガイドさんが、ぜひ立ち寄ってほしいと言われていた場所があります。
島の郵便局なんです。
何でも、そこで葉書を書き自分宛てに投函すると、5年後に届くというものでした。
その話を聞いた時は、「5年後ー」と笑っておりましたが、記念なんで葉書を出しました。
楽しい新婚旅行から帰国してからは、生活に追われる日々で、良いことも悲しいことも沢山ありましたが、生活に追われていたある日、家のポストに見覚えのある葉書が入っていたのです。
「あれ」と思いマジマジと見ておりますと、実に細かい私の字で、今プリンスエドワード島に来ています。
と書かれていました。
とても懐かしい突然のプレゼントを受け取った気分となりました。

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