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幼馴染からの最高のプレゼント

私には親友がいます。
彼とは8歳の時からの付き合いです。
彼と私は親友でありお互いが一番のよき理解者です。
私は感情がすぐ顔に出るタイプですが、彼は寡黙で表情を表に出すことはあまりありません。
そのせいか友人に彼を紹介するとほぼ全員がキツイ感じの人だと言います。
でも、私は彼がやさいい人だと知っています。
私は彼が大好きです。
高校生の時、私は足に大けがをしました。
ひょっとしたら後遺症が残るかもしれないと言われ両親はショックを受けていました。
何より辛かったのは小さい頃からやってきた剣道を辞めなければならなかった事です。
また、周りの人の私に対する態度も腫れものに触るようで逆に辛かったです。
私はふて腐れて学校以外は部屋にこもる事が多くなりました。
そんな時、突然彼が部屋に現われて顔にビンタをしてきました。
私はびっくりしましたが、彼は私に「逃げるな。後で後悔するぞ。」と静かにいいました。
その時、私の目から涙がポロポロ溢れてきました。
そして、溜まっていたものが爆発したように彼にまくし立てました。
自分でも何を言ったのか覚えていません。
でも、怪我をして以来初めて感情を爆発させてスッキリしました。
彼は黙って私の話を聞いてくれました。
あの時、本気でぶつかってくれたのは彼だけだったと思います。
その次の日から懸命にリハビリを行いました。
彼はほぼ毎日病院への行き帰りに同行してくれました。
その事を恩着せがましく言ったことはありませんでした。
彼のおかげか私の足は思った以上の回復をみせました。
長時間の激しいスポーツは出来ませんが日常生活には何の問題のありません。
後遺症も一切無しです。
ある日、彼が私に快気祝いだとプレゼントをくれました。
それは葉書くらいの小さな箱でした。
箱を開けると品物は無くカードだけが入っていました。
カードには「あなたのことが大好きです。」と書いてありました。
私がビックリして彼の顔を見ると彼はトマトの様に真っ赤な顔をしていました。
私はとても嬉しかったです。
そのせいか暫く放心していました。
でも我に返って「私も大好きです。」と返しました。
それから10年の長きに渡って彼と付き合っています。
彼は昔同様に私のよき理解者であり、いつも支えてくれる人です。
まだ結婚は考えていませんが、今は一緒に住む部屋を探しています。
付き合ってからも彼は私に素敵な物をプレゼントしてくれましたが、何の変哲も無いあの日のカードほど嬉しいプレゼントはありません。
何より一番の親友でありパートナーとなってくれた彼の存在こそが私にとっての最高のプレゼントです。

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