プレゼント画像

被災地に贈られたプレゼント

東日本大震災の時に、ハンドメイドができる方達は、特技を生かしながらいろんな御助けグッズを作られました。
その一つが表札です。
全国のペインターの方たちが、避難所でも使えるようにと小さい木製の吊り下げ表札を描いて被災地にプレゼントされました。
表札は、普段何気なく私達の生活にあって当たり前のものです。
しかし、あのような大震災がおきて、誰がどこにいるのかもわからない状態では、表札が非常に重要になってきますね。
ただ名前を入れていただくだけではなく、製作者達が考えていたことは、見ていただいて癒しとなるものがよいということです。
表札の色も、明るい春を思わせるものが多く、可愛らしい花をあしらった表札がずらりと並びました。
これを使っていただくことで、誰がどこに住んでいるのかお役に立てたなら幸いです。
男性の方達には、仕事をなくされた方ばかりでしたので、どうぞ運気が上がるようにと考えられたアイテムが描かれてありました。
お声掛けが来た時には、ああ自分達の特技が役に立つのだ。
ずっと使っていただけるものを描こうと、ペインターの皆が心に決めたに違いありません。
自分も、この出来事を生涯忘れず、二度と震災で人々がなくならないようにと願いながら描きました。
また縫物のできる方達は、可愛い小物を作り、それを売って寄付金を作っていました。
友人は可愛いマカロンのストラップを沢山つくり、それを売っては寄付を続けておりました。
プレゼントには、様様な意味もあり、切羽つまった状況でない場合を想像しがちな私達ですが、実際には、本当は切羽詰まった時の方が絶対的に大事で、皆が本気にならないといけない時なんだと思います。
必要にせまられた必須のプレゼント。
そうしたものを、あの時は日本中のハンドメイドに携わる者たちが考え、知恵をしぼって製作したのです。
震災からしばらくして、ハンドメイドのイベントが東京であり、被災された方達も、そのイベントを見に来てくれていました。
この方達は、本来ならとてもイベントに来るような気力はなかったでしょうに、なんとか前向きにと手作りの場に足を運んでくれたのですね。
人が物を自分の手で作るということで、心の苦しみも徐々に和らぐ働きがあると、私は信じています。
苦しい中でも、今一度、針を持ち、筆を持ち、何かしら作り始めていただき、それを続けていただくことで、きっと震災の傷から立ち直っていただける日がくるのではないかと願っています。

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