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思いがつまった子供からのプレゼント

私達夫婦は結婚して今年で10年目になります。
その10年の間に、可愛い子供が2人も産まれ、毎日楽しく忙しい生活を送っています。
子供達も毎日成長し、上の子供も気が付けば、もうすぐ小学校に入る程大きくなりました。
次第に口答えをするようになったり、反抗したりと生意気な態度も見せるようになりましたが、それでもまだまだ子供で手がかかる毎日です。
そんなある日、もうすぐ小学校に入る上の子供が、「今度のお母さんの誕生日は、僕が一日全部家の事をするから、二階でゆっくりと休んでてね」と言ってくれました。
お小遣いももらっていない子供ですから、自分でプレゼントを購入することも出来ないため、自分が出来る事を考えてくれたそうです。
本当に嬉しくて、自分の誕生日を待ちわびた程でした。
そして、いよいよ明日が私の誕生日と、自分の誕生日を楽しみにしていた私でしたが、子供は知らん顔で特に買い出しに行ったりする様子もなく、忘れているかのようでした。
やはり子供は子供なんだなと思い、私の誕生日なんてすぐ忘れてしまったんだなと少しがっかりした気持ちもありましたが、そんなもんだなと割りきってもいたのです。
そして次の日の朝、私が起きて一階に降りていくと、パジャマ姿の子供が一生懸命一人で自分の着替えを用意していました。
いつもは、朝が弱く、起こすのがとても大変だったのですが、この日は自分でやらなければならない事を率先してやってくれていました。
そして私を一目見て、「二階で寝ててっていったでしょ。」と私を二階に追いやりました。
まだまだ一人で火を使う事も料理をすることも出来ないため、不安だったので、主人を起こし、そばで見てあげて欲しいとお願いしました。
そしてしばらくし、「ごはんだよ。」という元気な声が聞こえ、リビングに降りていくと、ホットケーキが焼けていました。
得意顔で、「お誕生日おめでとう」と私に言ってくれ、本当に成長したんだなと感動し、涙がこぼれそうになりました。
洗い物は、炊事場が届かないため主人にお願いしたそうですが、それ以外は自分一人でと言い張って、見よう見まねでホットケーキを一人で作ってくれたそうです。
その後も、掃除や洗濯を主人と一緒にしてくれ、夕方になる頃には、疲れてぐっすりと眠ってしまいました。
誕生日のプレゼントとして何かもらったり、作ってくれたりした訳ではありませんでしたが、私にとってはこの朝のホットケーキが、子供からの最高のプレゼントとなりました。
それ以来、我が家では、家族の誕生日の朝は、ホットケーキを焼くようになりました。

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