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本当のプレゼントとは

これまでにもらった中で一番うれしかったプレゼントは小学校3年生の時にもらった宿題と手紙です。
インフルエンザで学校を長期間休んだ時に友人が家と全く反対方向にある私の家にクラスメイトから預かった手紙や宿題を毎日届けにきてくれたことです。
学校から私の家まではおおよそ20分くらいの距離でその友人の家は学校から35分ほどの場所にありました。
ただでさえ学校から家が遠いのに家と反対方向にある私の家まで20分もかけて来てくれていました。
今思えば、その友人は下校におおよそ1時間ほどかけていたことになります。
本当なら近所の家の子に渡してもらえば良いものを後から聞いた話ですが、わざわざ「友達だから」という理由で届けてくれていたのだと言います。
今ではかけがえのないその友達ですが、私は当時この子を大切な友達だとも思っていませんでした。
この友達は2年後小学5年生の時に私がクラスの中心グループと喧嘩をし、孤立してしまった時にも一緒に給食を食べてくれたり、遠足などの課外授業に行く時に横に並んで歩いてくれました。
(当時2列に並んで歩くと言うのが校則でした)その度に私はこの子はいい子だけれど頑張ってるなこの子に迷惑をかけすぎてはならないと思っていました。
その子の家庭は母子家庭でお母さんが仕事でとても忙しく家事や弟の世話などを長女であるその子が全て行っていました。
私は次第にこの子に恩返しをしなかければと思うようになりました。
時が流れるのは早いもので中学校に進学するという時期になりました。
それと同時にその子が違う地区に引越しをするということになり、私は家にその子を招待しました。
最初は断っていたその子ですが私が毎日のように誘ったため結局1泊だけ私の家に泊まるということになりました。
初めてその子と一緒に過ごした夜はとても楽しいものでした。
夜に私が今までの感謝の言葉を書いた手紙とプレゼントを渡しました。
その子は泣いてありがとうと言いながらその子が家で書いてきてくれた手紙をくれました。
この手紙は今でも私の一番の宝物です。
10年の時が経ち、私は社会人となり、たくさんのプレゼントをもらったりあげたりする機会はありましたが、あれほど感動したプレゼントは前後にありません。
また、世の中にはたくさんの贈り物が溢れ返っていますが、それは本当のプレゼントでしょうか。
ただの時間が経てば忘れ去られてしまうようなただの「物」でしょうか。
私は一人の友達に手紙と態度という素晴らしい贈り物をもらったのです。

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