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子供達がくれた世界に一つのプレゼント

夫と別居して頑張っている私、小学3年生と1年生の2人の男の子がいます。
別居を始めてからパートを掛け持ちし、実家の母を頼って子供たちを預けながらなんとか生活できてきたけれど、正直カツカツで食べていくのが精いっぱいです。
友達は皆離婚した方が補助ももらえるし楽になるよとは言ってくれますが、私はまだ離婚する気はないのです。
夫の事が嫌いで別居しているわけではないんです。
私が子供たちを連れて出た理由、それは夫に彼女ができたことでした。
彼女とは夫の勤務する会社の部下だった人で、まだ20歳になったばかりだと思います。
その彼女と一緒になるから別れてくれ、そう言われた時は何が何だか理解できませんでした。
慰謝料はしっかり払うから、とにかく別れて欲しいと言うばかり、周囲も離婚を勧めてきましたが夫と別れるなんて、絶対無理だと思いました。
結局離婚には応じず、私は子供たちを連れて別居と言う形を取ったのです。
生活費はもらえず、毎日のように嫌味なメールが来るけれど、私はやっぱり離婚したくありませんでした。
なりふり構わず働いて家事をこなしていると、肌の手入れも化粧もおろそかになるし自慢だった長い髪も短くして束ねているだけです。
「ママ、お友達のママはお化粧してスカート穿いているのに、なんでいつも同じ服着ているの」と下の子に言われた時、私はハッとしてしまいました。
前は髪も服も気にかけていたので2人共友達に自慢することもあったのに、やっぱり見た目がこんなだと子供ながら気になる物らしいのです。
お金がないからだよとは言えず、2人が大きくなった時ママに服とかアクセサリーを買ってねと言ってしまったのです。
そう言ったことをすっかり忘れていたのですが、ある日2人がそっとお菓子の空き箱を差しだして、プレゼントだよと渡してくれました。
その中には、ビーズでできたピアスが入っていたのです。
形はいびつで明らかに子供が作ったものと言った感じでした。
実家の母がビーズ手芸が趣味だったので、指導と手直しをしてくれたようでした。
自分たちで作ったのかと聞くと、元気よく得意げに返事をしてくれました。
そして上の子が、大人になったら本物のダイヤで作ってあげると言うのでジンと来てしまったのです。
2人が一生懸命作ってくれたピアス、着けてみたら2人ともすごく喜んでママきれいと言ってくれました。
今まで我慢も一杯させてしまい、それでも折々私の事を気遣ってきてくれた2人です。
意固地にならずこの子たちの事を考えたら、離婚に応じることを検討するべきかと思えるようになりました。
私は強くなろうと決心しました。
今そのピアスは、お守りとしていつも身に着けています。

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